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事業紹介 - 家屋調査関連業務

工事前調査

工事前調査とは、下水道工事や公共施設の建設など、公共事業の工事着工前に、隣接する建物や外構等の現況を把握し、工事終了後に工事による影響の有無を判断するための資料を得るために行う調査です。主に国や地方公共団体等の発注により実施されていますが、近年、マンション建設や解体工事などにおいても、施工会社の発注により実施されるケースが増えてきています。


転ばぬ先の杖がないと・・・

この背景には、「この損傷は、工事のせいでできた亀裂だから直してくれ」「いや、これは工事以前からあった損傷ではないですか?」など、工事中や工事が終わってからの近隣住民とのトラブルが後を絶たないことが大きな要因といえます。

工事前調査で近隣住民とのトラブル回避

工事前調査を行い、工事前の建物や工作物等の現況を把握できる資料があれば、工事終了後に工事前との比較調査(工事後調査)を行うことで、工事による影響の有無が明確となり、工事により被害が発生したとしても、それをもとに施工会社と被害者の双方で確認することができるため、工事中や工事後の近隣トラブルを回避するのに役立ちます

工事前調査を施工会社任せにしない!
自分の家は自分で守る!

工事前調査は、施工会社が着工前に行っているケースもありますが、近年、工事現場の近隣住民から、工事会社と利害関係がない公正な調査機関に依頼して欲しいと、施工会社に要望するケースが増えています。



【工事前調査】 調査の詳しい内容

建物内部調査

原則、建物内部全ての部屋を調査します。(押入、クローゼット等は除く)
しかし、居住者の都合で部屋の一部を調査辞退することは可能ですが、工事後居住者よりその未調査部分に工事による損傷が発生した等の申出がなされた場合、他の調査箇所からその部分の損傷の原因について推測することはある程度可能ですが、工事前調査との比較ができないため、被害判定が難しくなります。

工事面側の部屋や漆喰・京壁などの塗り壁(和室等)やタイル貼り部分(台所・トイレ・浴室等)は工事振動による影響を受け易いため、こういった部分は特に調査を辞退しないほうがいいでしょう。
(工事の種類により影響を及ぼすと思われる範囲も異なるので、工事面側だけの調査や1階部分だけの調査の場合もあります。)

  • 写真撮影・図面作成により建物内部の現況(損傷箇所等)の把握
  • 柱・床等の傾きの調査(傾斜測定器による鉛直・水平測定)
  • ドアなど建具の開閉状況の確認 他

建物外部(外構)調査

建物の外壁や基礎、犬走りなどの土間コンクリート叩きや外構の塀、物置などの工作物を調査します。
外壁が吹付け仕上である場合や、基礎の化粧モルタル仕上げ、玄関ポーチのタイル、犬走りなどの土間コンクリート叩き、コンクリートブロック塀などは工事振動による影響を受け易い部分です。

建物内部調査をする場合は建物外部調査も行いますが、工事の種類や建物と工事箇所との位置関係など様々な条件により建物外部調査のみを行う場合があります。

  • 写真撮影・図面作成により建物の外壁・基礎・塀・土間コンクリート叩き・タイル貼り等の現況(損傷箇所等)の把握
  • 塀・門扉等の傾きの調査(傾斜測定器による鉛直測定)
  • 必要に応じて建物や工作物の高さの調査(レベル測定) 他